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その依存はあなたの意思ではないのかもしれない。もう一つの依存の考え方。脳科学の不思議。

依存からの脱却

恋愛でよく聞かれる、

「彼がいないと生きていけないの!」という

恋愛依存。

これは自分が自分でなくなるようで、

とてもつらいですよね。

依存って、依存してしまう自分が悪いんじゃないか

と自分を責めてしまいやすいですが、

実は自分の意思とは全く関係ないところで起きたりもします。

今日はそこをお話いたします。

目次

依存とはドーパミンという脳内物質が癖づいた状態

ドーパミンはどういうときに出るのか?

空腹が満たされたり、人に会いたいという欠乏感が満たされた時に、

脳内でドーパミンが出て、人は幸福感に包まれるものです。

これは何か行動をして、その結果が成功体験となり、

幸せを感じている時にも出ています。

なので、この快楽物質であるドーパミンを出したくて

あなたは無意識のうちに

彼に会える行動を積み重ねるんです。

このドーパミン、最初のうちは出る量が少ないのです。

同じ快楽を積み重ねるたびに、

その量がだんだん増えて行きます。

ところが、このドーパミンは、

人の空腹や人に会いたいという欠乏感が

満たされて放出されることにすぐに慣れてしまうので、

すぐに出る量が多くなっていきます。

なので、出ない状況が続くとつらく感じ、

ドーパミンの量が多くなれば多くなるほど、

ドーパミンを出せない状況になると、

よりつらく感じてしまうのです。

なので、恋愛初期の頃はまだそんなにドーパミンが出ない状態です。

例えばここでお別れしても、ドーパミンの量がそれほど多くないので、

そこまでつらくないのです。

ところが、お付き合いしてしばらくたった二人が、

お別れしてしまう場合、

その頃には会うたびにドーパミンの量が増えています。

そんな状態で急に彼に会わなくなると、

体が慣れなくて、ドーパミンを欲する禁断症状になってしまいます。

その禁断症状でドーパミンを出せない状態が続くと、

脳内に幸せホルモンが放出されないので、

自分の中に幸せ感がなくなります。

長引くと

彼に会えなくてつらい、寂しい、

私は彼じゃなきゃだめなの〜〜、

なん悲哀に満ちた感情に包まれてしまいます。

さてここで、しばらく会ってなかった彼に久しぶりに会うとどうなるか?

しばらく会ってなかった彼に久しぶりに会うと、

それまでより多いドーパミンが放出されて、

「やっぱり私は彼に会えて幸せー!」と強く感じてしまいます。

そして、また彼に会えない日々に突入すると、

以前よりつらくなってしまうを繰り返します。

こうやって彼への依存体質になってしまうんです。

これは、あなたの意思に全く関係なく起こることなので、

自分が悪いんだ、とか思う必要はまったく無く、

脳の仕組みって、依存の仕組みって、こうなのね、

自分は今、依存に陥ってるのね、と気づく必要があります。

依存を解消する方法

さて、ドーパミンの出方の法則に

何か小さな成功体験を積むことで、

ちょこちょこ出てくれるようになる、

というのがあるのです。

例えば英語を勉強を始めてみる、

新しい趣味を始めてみる、

などの何か新しいことを始めて、

ちょっとづつ小さな成功体験を積んでいくと、

また、新たな刺激でドーパミンが出るようになります。

そうすることで幸せを感じることができるようになります。

なので失恋した時には、

新しいことを始めようというのは、

脳内物質的にも正しい行動なのです。

ドーパミンが出ない状態というのは、

その人の意思に全く関係なく

鬱っぽい症状を引き起こすことがあります。

依存とは、単に脳内のドーパミンが不足している状態です。

意思力とは関係ないので、

依存を解消したかったら、

依存対象との接触を避けるとよいのです。

依存相手と会わずに、

新しいことを始める、というのは、

依存から逃れる王道手段です。

心にとめてくれると嬉しいです。

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依存からの脱却

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