この人は分かってくれている！
と感じると、
その人はあなたに好意を感じるものです。
では、何をもって、人は自分を分かってもらったと感じるのでしょうか？
人は感情を理解してもらえると、自分を分かってもらった、と感じるのです。
まる子どうして、みんなこんなに融通きかないの！
イタリア人の友達もブラジル人の友達も
みんな、ここまで厳しくなかったのに。。。
たかしだって、ここは日本だよ。そんなのしょうがないだろ。
あー、もうこれではまる子ちゃんは納得できないです。
まる子ちゃんの今の感情は
「そんなに厳密にする必要はないでしょ！
私はいつも融通きかせてうまくいってるんだから
これぐらいいいじゃない！」
ですよね。
なので、
たかしくんはここで
たかしそうだよね。
そこまで厳密にする必要はないよなあ。
融通利かしてくれてもいいのになあ。
まる子ちゃんはそれで、うまくいってるもんな。
とまる子ちゃんの気持ちに同意した上で、
「でも、ここは日本だよ。
まる子の気持ちを理解してもらうのは難しいかもね。」
とつなげると、
まる子ちゃんは、自分の感情を理解してもらえた、
私を分かってもらえたと感じて、
たかしくんのことますます好きになり、
たかしくんのアドバイスもすんなり聞くことができます。
しかし、男性は、こういうことをあまり言い慣れてないですよね。
しかし、男性は感情について話すのは不得意な方が多いでね。
日本において、
男性は感情を抑圧するものだ、
と小さい頃から教えられるからです。
男子たるもの、悲しい、悔しい、嬉しいetc
そのような感情を表に出すのはみっともない、
と教えられます。
女性はその点、もともと感情的な生き物なので、
感情を表に出すのは得意ですよね。
なので、
たかしくんが上司にひどいことを言われても、
何も言わずに1人で耐えているようなら、
まる子さっきみたいにひどいこと言われて腹たたないの？
あー言う時は怒っていいんじゃないの？
と感情を表に現すことを促してあげるといいですよね。
また、ものすごく褒められたのに、
あまり嬉しそうな顔をしてなかったら、
まる子今日は業績優秀で褒められたんだから、
もっと喜んだらいいじゃない！
お祝いしよ！
と、たかしくんが表現しきれていない感情を
もっと外に出すようと促してあげると、
たかし君も自分の感情を分かってもらえることに抵抗がなくなり、
まる子ちゃんのことがもっと好きになっていきます。
日本人はとかく感情をおさえがち。
感情を理解してもらえると、
「自分を分かってもらえて嬉しい」
と、感情を理解してくれたお相手に好意をいだきます。
ただ、行為を肯定して同意してあげるだけではなく、
一歩すすめて、感情を理解してあげてね。
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